この記事でわかること
- ウォレットにネットワークを追加する方法
- 送金時の注意点
- 異なるネットワーク間の送金方法
ネットワークとはブロックチェーンの別称
仮想通貨における「ネットワーク」とは、基本的に「ブロックチェーン」のことを指します。
「イーサリアムネットワーク」「イーサリアムチェーン」など様々な用語が入り混じって説明される場合もありますが同一のものだと思っておきましょう。
後程解説する「ネットワークの追加」とは、対象のブロックチェーンと接続して操作できるようにすることです。
仮想通貨のネットワークの追加方法
今回はメタマスクにネットワークを追加する手順を解説していきます。
他のウォレットを使用する場合も同じ手順なので、参考にしてみてください。
まず、現在選択しているネットワークが表示されている左上のマークをクリックします。
「ネットワークを追加」ボタンをクリックします。
ブラウザが立ち上がるので、「追加」または「ネットワークを手動で追加」をクリックしましょう。
追加ボタンを押した場合
人気のカスタムネットワークに追加したいネットワークがある場合は「追加」ボタンを押すことで以下の画面が出てきます。「承認」ボタンを押すことで追加が完了します。
ネットワークを手動で追加をクリックした場合
以下のような画面が出てくるので、必要な情報を入力しましょう。保存を押すことでネットワークが追加できます。
必要な情報は「〇〇〇 rpc url」などと検索すると出てきます。(〇〇〇には追加したいネットワーク名)
異なるネットワーク間での送金の注意点
仮想通貨の送金時には、送金先のネットワークを正しく選択することが非常に重要です。間違ったネットワークに送金すると、資産を失うリスクがあります。
例えば以下はBybitがイーサリアムに対応しているネットワークです。このほかにもいくつかあります。
一方私がいつも使用している国内取引所のGMOコインでは「ERC20(イーサリアムチェーン)」しか受け付けていません。
Bybitから「Arbitrum One ネットワーク」を指定してGMOコインに送金すると二度とお金が戻ってこなくなります。
送金する際はネットワークに関して以下のポイントに注意しましょう。
- 送金先の確認: 送金先のアドレスが使用しているネットワークを事前に確認します。
- ネットワークの選択: 送金時に、ウォレットで正しいネットワークを選びます。
- 少額のテスト送金: 大きな金額を送金する前に、少額でテスト送金を行い、正しく届くか確認します。
これらのステップを踏むことで、安全に送金を行うことができます。
異なるネットワーク間への通貨の移動(ブリッジ)方法
基本的に他のネットワークに通貨を移動するためには以下の方法があります。
- 移動したいネットワークが存在するCEXを中継する
- ブリッジ可能なDappsを使う
- ブリッジ可能なウォレットを使用する
1.移動したいネットワークが存在するCEXを中継する
先ほど記載したようにBybitなどのCEXは複数ネットワークに対応している場合があります。
移動したいネットワークがある場合、一度CEXに入金後にネットワークを変更して送金しましょう。
2.ブリッジ可能なDappsを使う
Rango ExchangeのなどのDapps(Web3アプリ)ではブリッジができるものがあります。
CEXと比べてガス代が高くなることが多いですが、使用するDappsによってはエアドロップがある場合もあります。
Xなどでエアドロップ情報を調べる時間がある方は、ブリッジサービスを探してみると良いかもしれません。(詐欺情報には注意です)
エアドロップとは
無料で仮想通貨が配布されることです。
期待値が高いプロジェクトだと数百万円がもらえることも…!
3.ブリッジ可能なウォレットを使用する
主要なウォレットである「Metamask」にもブリッジ機能があります。
ウォレットによってはブリッジ手数料が高い場合があるので、交換前に手数料を確認しましょう。
各項目について、詳しくは別の記事で解説します。
まとめ
仮想通貨の送金やネットワークの管理には、正確な知識と注意が必要です。
正しいネットワークを選択し、適切な手順を踏むことで、GOXのリスクを回避し、安全に取引を行うことができます。
本記事で紹介した基本知識を参考に、仮想通貨の世界での取引を楽しんでください。
分からないことがあればEGGで気軽に質問してください。